線は、僕を描く

画禅庵

2019年07月21日 12:27



文章が続かずなかなか更新できないブログですが、今日は本の紹介です。



「線は、僕を描く」ちょっと不思議なタイトルですが、読むと意味がわかると思います。



この本水墨画を題材にした小説で時代物ではなく現代のしかも大学生が主人公の話なんです。



自分もたまたまネットで記事を発見してどんなものかとすぐに注文してみましたが、
なかなか届かないのでよく確認するとまだ発売前だったという新刊。



講談社のメフィスト賞を受賞した作品ですからエンタメ作品としても面白く読ませてもらいました。



内容についてはあまり詳しく書きませんが、主人公の大学生が高校生の時に突然両親を亡くし生きていく気力を無くしていたところに、偶然出会った水墨画の先生によって成長していくという話が、父鐵心の境遇と少し似ていて幼少期に両親を亡くした父も、叔父の家で育てられ両親の愛情を知らずに成長しました。高校卒業後出会った水墨画の師にあこがれ水墨画を通して師に近づこうとして精神的にも成長していきます。後に先生に水墨画の技法の1/3を、人生の100%を教えていただいたと語っています。



小説と同時に週刊少年マガジンでも連載が始まりこれから注目されそうです。




ギャラリー画禅庵 佐々木











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